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下りてきた私に宮川くんは申し訳なさそうにしていた。
『さぁ②、こっちに座りなさい。』
お祖母さんはこたつを勧めながら、茶菓子を出してくれる。
さっきまでの怒鳴り声が嘘のような表情をしていて…恐かった。
私が座った目の前には宮川くんがうつぶせになっている。
『若いうちは結婚の約束とか簡単にしちゃだめだよ。
今は今しかできないことをやりなさい。
良介もあなたもまだ若いんだから、子供が出来たら困るでしょうに。』
あの…私は宮川くんの彼女じゃないんですが。
何度も言いたくなったが、彼女じゃないのにさっきの行動は何?と言われたら返す言葉が無かった―…。
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