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職員室から教室へ移動し、
私は京子に、圭太に対して抱いていた感情そして告白をしていたことを告げた。
京子は私の話を黙々と聞いてくれていた。
『私は本当に大丈夫。多分、今気まずいのはあたしより虹村でしょ?』
…そうなのだ。
あれからメールもしていない。
もしかしたら音信不通になるかもしれないとも思ったが、
このボランティアに参加しているということは話すことは無くても顔を見ることはあるだろう。
正直…複雑だった。
『普通に知り合いと同じように接すれば大丈夫だよ。』
京子は私の不安そうな表情を感じ取ったのか、頭を撫でて言った。
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