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変数の中身を表示するためには、前に出てきたfputsでは力が
足りない。今回は違う関数を使うことにする。
関数名は、fprintfである。
printというのは、標準の出力装置がプリンタだった時の名残
で、結局は表示するための関数である。
この関数の使い方はこうだ。
fprintf( 表示する場所, 文字列, その他もろもろ... );
この関数は中々面白くて、『最低二つ』の引数を与える事にな
っている。
文字列の中に、ある特別な文字列を含ませることによって、そ
の後に渡された情報を文字列の中に入れる事が出来るのだ。
例)
int x;
x = 23;
fprintf( stdout, "x の中身は %d です。", x );
このプログラムの実行結果は予測出来るだろうか?
x の中身は 23 です。
と表示される。
%dというのが、特殊な文字列で、その後に変数xを渡すことで
、%dの位置に情報を入れている。
つまりは、%dという部分はxの中身で置き換えられる…という
ことになる。
ちなみにこの『%d』というのはフォーマット指定子と呼ばれて
いて、他にも種類がある。次回、基本的なものをリストアップ
しよう。
では、変数が二つを表示したい時にはどうするか?例をあげて
みよう。
int x;
int y;
x = 15;
y = 29;
fprintf( stdout, "x = %d, y = %d ", x, y );
このように左から順番に、フォーマット指定子と、文字列の後
の引数が対応している。
二つ以上の場合も、同じように行う事が出来る。これを使えば
、計算結果を出力することが出来るようになる。
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