変数の中身を表示する

2/2
前へ
/31ページ
次へ
変数の中身を表示するためには、前に出てきたfputsでは力が 足りない。今回は違う関数を使うことにする。 関数名は、fprintfである。 printというのは、標準の出力装置がプリンタだった時の名残 で、結局は表示するための関数である。 この関数の使い方はこうだ。 fprintf( 表示する場所, 文字列, その他もろもろ... ); この関数は中々面白くて、『最低二つ』の引数を与える事にな っている。 文字列の中に、ある特別な文字列を含ませることによって、そ の後に渡された情報を文字列の中に入れる事が出来るのだ。 例) int x; x = 23; fprintf( stdout, "x の中身は %d です。", x ); このプログラムの実行結果は予測出来るだろうか? x の中身は 23 です。 と表示される。 %dというのが、特殊な文字列で、その後に変数xを渡すことで 、%dの位置に情報を入れている。 つまりは、%dという部分はxの中身で置き換えられる…という ことになる。 ちなみにこの『%d』というのはフォーマット指定子と呼ばれて いて、他にも種類がある。次回、基本的なものをリストアップ しよう。 では、変数が二つを表示したい時にはどうするか?例をあげて みよう。 int x; int y; x = 15; y = 29; fprintf( stdout, "x = %d, y = %d ", x, y ); このように左から順番に、フォーマット指定子と、文字列の後 の引数が対応している。 二つ以上の場合も、同じように行う事が出来る。これを使えば 、計算結果を出力することが出来るようになる。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加