C言語の基礎

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C言語プログラミングの基礎 C言語プログラミングは、関数を作成することで行う。 関数とは、与えられた情報から、一定の動作を行い、結果を戻 すものである。 たとえば、25と32という情報を与えられ、57という結果を戻す 、といった具合である。 この関数が行っている動作は、与えられた情報を足し、結果を 戻す。というのは予測が着くだろう。 なので、C言語では必ず関数を1つ以上作らなければならない。 更に、プログラムで最初に実行される関数を定義しなければな らない。『これをエントリーポイント』という。 エントリーポイントを定義しなければ、複数ある関数の中から 、どの関数を実行すれば良いのかを判断することが出来ない。 ANSIによって規定されているANSI C標準では、C言語のエント リーポイントはmainという名前の関数だと定められている。 関数の記述は、以下の形式で行える。 戻り値の型 関数の名前( 引数リスト ) 引数リストとは何か? 関数とは、与えられた情報から、一定の動作を行い、結果を戻 すものだと言った。 この、与えられた情報にあたるのが『引数』だ。 関数を記述する際に、どの様な情報を必要とするのかをリスト アップする。 関数の名前? 関数には、名前を付けることが出来る。 名前を付けないと、どの関数を使いたいのかを指定することが 出来ないだろう。 戻り値の型? 関数は結果を戻す。この戻す結果が、どの様な情報なのか、と いうことを定義する。 コンピュータは1と0しか扱えないというのを聞いたことはある だろう。 でも、数値や文字を表示しているじゃないか…というのは、そ の1と0を様々な方法で解釈することで可能になっている。 例えば、'A'という文字は、実は同じ1と0の並びで 48 という 数値になる。不思議だと思うが、今はそういうものだと思って おけばいい。 そして、その1と0をどういう方法で解釈するか、というのを指 定するのが戻り値の型となる。 ANSI C標準で定められているmain関数の形は2種類あるが、そ の中でも基本的なものを例に挙げる。 int main(void) これが、main関数の基本的な形である。 int とは、情報を『整数』として扱うことを前提とした『型』 である。
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