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条件判定というのは、その時の状態に応じて違う処理を行う場
合などに用いられる。
例えば、入力された数値が偶数か奇数かを判定するプログラム
を作りたい時などは、今までの知識では到底不可能である。
また、選択肢によって違う処理を行わせたい場合も、条件判定
の処理が必要になる。
条件判定を行うためには、if文というものを使う。関数とは違
うので、書き方が違うのには注意してほしい。
if文の記述方法は、次の通りだ。
if ( 条件判定式 ){
条件判定式が正しい時の処理内容;
}
条件判定式には普通、『関係演算子』というものを使った式を
書く。
< 左の値が右の値より小さい場合、正しい。
> 左の値が右の値より大きい場合、正しい。
<= 左の値が右の値と同じが小さい場合、正しい。
>= 左の値が右の値と同じか小さい場合、正しい。
== 左右の値が等しい場合、正しい。
上の関係演算子は、見た目でなんとなくわかるように、二つの
数値の大小関係を比較し、正しいか正しくないかのどちらかの
値を返す。
正しい時を『真』。(シン)
正しくない時を『偽』。(ギ)
と呼ぶのは、覚えておいて損は無いはずだ。
とりあえずこれだけでも、応用すれば色々なプログラムを作れ
るようになったはずだ。
今回は、例のプログラムを書いて終わりにする。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int x, y;
fprintf( stdout, "整数を入力してください : ");
fscanf( stdin, "%d", &x );
fprintf( stdout, "もうひとつ整数を入力してください :");
fscanf( stdin, "%d", &y );
if ( x + y < 50 ){
fprintf( stdout, "%d + %d の結果は、50より小さいです。", x, y );
}
if ( x + y >= 50 ){
fprintf( stdout, "%d + %d の結果は、50以上です。",x, y );
}
return 0;
}
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