条件判定2

2/2
前へ
/31ページ
次へ
前回の参考プログラムを見てわかるように、変数の計算を条件判定式に書くことも出来る。 二つのif文で、ほぼ同じ内容の条件判定式を書いているのは、正直無駄だと思った人もいるだろう。 二つめのif文は、一つめのif文に『当てはまらなかった時』の条件なんだから、当てはまらなかった時という書き方が出来れば、記述効率は良くなる。 その為の文も、もちろん用意されている。その名は『else文』だ。読み方はエルス。 英語を少し勉強した人なら、ifもelseも聞いたことがあるはずだ。 ifはもし…ならば, (仮に)…という条件では, …の場合にはという意味があり、 elseはそのほかの, 別のというような意味がある。 else文は、必ずif文とセットで使うので、気を付けてくれ。else文単体では使用出来ない。else文の書き方は、こうだ。 if ( 条件判定式 ){   条件判定式が正しい時の処理内容; } else {   if文の条件判定式が正しくない時の処理内容; } では、else文を使って、前回のプログラムを書きなおしてみよう。出来るなら、自分自身で一度やってみてから、この先を見てほしい。 #include <stdio.h> int main(void) {   int x, y;      fprintf( stdout, "整数を入力してください : ");   fscanf( stdin, "%d", &x );   fprintf( stdout, "もうひとつ整数を入力してください : ");   fscanf( stdin, "%d", &y );      if ( x + y < 50 ){     fprintf( stdout, "%d + %d の結果は、50より小さいです。", x, y );   }   else {     fprintf( stdout, "%d + %d の結果は、50以上です。",x, y );   }      return 0; } 少し簡単になっただろう。 else文を使う事で、条件判定式を二度書くような手間が省けるし、片方の条件判定式を間違えてしまう様なミスも防ぎやすくなる。 ぜひ、有効に活用してくれ。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加