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前回の参考プログラムを見てわかるように、変数の計算を条件判定式に書くことも出来る。
二つのif文で、ほぼ同じ内容の条件判定式を書いているのは、正直無駄だと思った人もいるだろう。
二つめのif文は、一つめのif文に『当てはまらなかった時』の条件なんだから、当てはまらなかった時という書き方が出来れば、記述効率は良くなる。
その為の文も、もちろん用意されている。その名は『else文』だ。読み方はエルス。
英語を少し勉強した人なら、ifもelseも聞いたことがあるはずだ。
ifはもし…ならば, (仮に)…という条件では, …の場合にはという意味があり、
elseはそのほかの, 別のというような意味がある。
else文は、必ずif文とセットで使うので、気を付けてくれ。else文単体では使用出来ない。else文の書き方は、こうだ。
if ( 条件判定式 ){
条件判定式が正しい時の処理内容;
}
else {
if文の条件判定式が正しくない時の処理内容;
}
では、else文を使って、前回のプログラムを書きなおしてみよう。出来るなら、自分自身で一度やってみてから、この先を見てほしい。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int x, y;
fprintf( stdout, "整数を入力してください : ");
fscanf( stdin, "%d", &x );
fprintf( stdout, "もうひとつ整数を入力してください :
");
fscanf( stdin, "%d", &y );
if ( x + y < 50 ){
fprintf( stdout, "%d + %d の結果は、50より小さいです。", x, y );
}
else {
fprintf( stdout, "%d + %d の結果は、50以上です。",x, y );
}
return 0;
}
少し簡単になっただろう。
else文を使う事で、条件判定式を二度書くような手間が省けるし、片方の条件判定式を間違えてしまう様なミスも防ぎやすくなる。
ぜひ、有効に活用してくれ。
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