序章

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洛陽での戦いを終えた連合軍は、それぞれの本拠地へと戻った後、各々が領土を広げていった。 各勢力の現在の領土は、袁紹が冀州と并州、馬騰は涼州、公孫賛は幽州、孫堅は呉郡、袁術は陽州と青州、そして曹操は陳留と汝南という具合だ。なお、公孫賛に着いていた劉備の軍勢は公孫賛と離れ平原に戻った後、エン州に付いた。 それから約三か月、孫堅が建業の制圧に乗り掛かる。遂に群雄割拠の時代が始まったのだ。 進軍を開始した孫堅の制圧力の速さは凄まじく、一ヶ月もしない内に建業を制圧した。 そしてその勢いで荊州まで制圧しようとした孫堅だが、荊州に君臨する劉俵の策略により主君の孫堅が討死、勢いを失った孫堅軍は撤退を余儀無くされる。 孫堅が死んだことで呉の君主は娘の孫策が着任するが、若年で未熟という理由から呉に仕えていた武将が離脱、呉の勢力は瞬く間に縮小してしまい、現在は袁術の客将という立場まで成り下がっていた。 激動する戦火の中、ある軍勢が盗賊の討伐任務が下される。 そして物語はここから始まるのだった。
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