343人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前の友達から聞いた。
まぁ、うっかり言っちまった
みたいだけどな。」
「…う、うっかりって…」
その事は親友の亜紀(あき)に
しか言ってないはず。
あぁもう、あの天然ちゃんは!
少し後悔していると、
月也は微笑んで聞いてきた。
「…で、誰が好きなの?」
「・・・・・・」
良かった、名前までは
言ってないのか。
そりゃ いくら天然でも
大丈夫だよね。
「月也には教えないよ。」
「教えろよ、協力するから。」
「…え?」
協力…って、何?
私が、誰と付き合っても
良いってこと?
そんな…
それは酷すぎる。
だって私が好きなのは、
…月也なのだから。
最初のコメントを投稿しよう!