Bitter Story

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「おはよー沙菜!」 教室に入ると、亜紀が笑顔で 私に挨拶をした。 私もいつものように、明るく 返そうと思ってたけど… 「…おはよ。」 ちょっぴり怒りを含めて挨拶。 「え?沙菜、何か怒ってる?」 慌てだす亜紀。 …まぁ、これで チャラにしよっか。 「別に。 ――それより今度さ、 ケーキ食べに行かない?」 「…え…あ、うん、行く!」 亜紀はあっさりと笑顔に戻り、 楽しみそうにしていた。 まったく… 単純な性格。 だから好きなんだどね。  
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