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家に着くと、FAXが届いていた。
{祐斗、元気か?またお金送っておいたぞ。明日にでも届くからな。}
「親父か…」
子供の頃からあまり父親とは会わなかった。
ずっと仕事で、一年中島に帰って来ない事も多かった。
正直、祐斗は顔を鮮明にも覚えていないくらいだ。
自分でご飯を炊き、卵を焼き、野菜を切り、盛り付ける。
「…うま…」
自分で自分の料理に満足する。
そして食器を自動洗浄機にかけて、自分も風呂に入る。
風呂から上がり、食器を取り出し、しまう。
部屋に戻り、携帯を開くとちょうど一通のメールが届く。
〔From 荒木 唯 〕
〔To 渡辺 祐斗 〕
[本文]
今日は楽しかったねー🎵😃
明日も遊ぶんなら祐斗ん家に三人で集まろーよ😆
-END-
「俺ん家…か…」
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