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鳥の囀りが聞こえる。
同時に目覚まし時計のうるさい音。
「……起きるのだりーな……」
頭をわしゃわしゃとかきながら、ゆっくりとベッドから体を起こす。
今日は、２月１６日。
目覚まし時計を止め、部屋の扉を開けて廊下に出る。
ゆっくり、寝ぼけ眼で軋む階段を降りていく。
リビングの扉を開き、台所に向かう。
「……うわ…何もないじゃん……」
冷蔵庫を開き、何もないことに嘆き呟く。
パンを一つ取ると口に入れ、頬張りながら着替えを始める。
ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ……
携帯のバイブが鳴り響く。
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