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「どうしよう…どうしよう……祐斗…」
頭を抱え、唯は困惑する。
「落ち着け!唯…こういう時は状況を…」
言いかけた瞬間、
パァン!!!!
全ての時間が止まった気がした。
一人の男性が倒れ込む。
奥にはまた一人の男性。
それは、あの時祐斗たちの横を通り過ぎた男性だった。
「ははははは!! 四億だ…四億が俺の物になるんだぁぁぁ!!」
一人を撃ち殺し、高らかに笑う。
きゃあぁあぁあぁ!!!
どこからか女性の悲鳴。
「…!…逃げるぞ!!唯!!」
祐斗は唯の腕を引き、走り出す。
ザザッ ……
『それでは、ゲーム開始』
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