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スペードのトランプ 1
「はぁ…面倒だね…毎日毎日…」
「なら何故副会長になったんですか?」
「そりゃ…仁に頼まれたから」
私はあなたに頼まれて会計や書記をやってますが…
「もうすぐ入学式か…早いな」
「副会長も3年ですね」
「蓮榎は2年か…1年は誰か生徒会入らないのかな?」
さあ?
「蓮榎が会長とか…務まらないよね?」
「なっ‼会長の仕事は見てますから平気です」
グイッ
「僕の仕事は見てないわけ?これでも副会長として頑張ってるよ」
カァー
「あなたの場合は愚痴が多いかと…」
「言うね~」
ちっ近い…
「コホン」
バッ
「ああ…いたの」
「当たり前です。母の命令ですから」
そう私天宮蓮榎はセレブ…母はこの学校の理事をやってますが…学校内で3人ほどSPが私を守ってくれて…
「理事長も相変わらず過保護だね?父親はほったらかしなのに~」
彼は山梨由樹…幼なじみだ…私達はお互い思っているのに…キスすらまだ出来ない。それは
「何してんの?早く入るよ」
「あっはい」
SPがいるからです‼2人きりになれない…
「おう…来たか」
カタカタ
「相変わらず無表情だね君は」
「お前はチャラチャラしすぎだ」
褒め言葉と思って受け取るよ
「蓮榎…飲み物を」
「はい」
コトッ
「それは我々が…蓮榎様に雑務など…」
「私が好きでやるんです‼邪魔しないで下さい」
「ダメです。火傷なさったら困ります」
自由な時間もない。このままだと…由樹が離れてしまう。だから…私は決意した‼
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