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「では…見せてもらうわ…2人の絆を…」
「望む所ですね」
「今日は泊まらせます。明日は帰るように」
パタン
「奥様…」
「嫉妬ですね…渡したくない母の嫉妬」
でも…今回の山梨君の目は真剣で…それにこの写真…いつから笑顔を見てないのかしら?今からでも…間に合うかしら?
「蓮榎君…由樹なら大丈夫だから」
「ご迷惑おかけしてすみません」
「あら…私はそんな事思ってないわ」
でも…
「蓮榎君には由樹が必要で…由樹にも蓮榎君が必要なのよ」
お母さん…
「身分なんかで離されるのは言い訳よ?想っているなら…どんな事でも絶えて勝ち抜くのよ」
勝ち抜く…
「頑張ってね」
「はい」
「2人で何話してるわけ?」
由樹‼
「理事長なら帰ったよ。あっさりと…僕の思いが通じたかな?」
「そう‼よかったわね」
はい‼
「夕食作るから…それまでゆっくりなさい」
「ありがとう…ございます」
少し…涙が出そうで…すごく嬉しかった
「いただきます」
「はい‼蓮榎君はナイフとフォークね」
「ありがとうございます」
美味しそうですね…
「父さん遅いな」
「残業かしら?それか遊んでるんじゃない?」
え?遊ぶ?
「蓮榎君遠慮しないでたくさん食べてね」
「あっはい」
ニコニコ
「たっ食べ過ぎた」
ふう~
「何か静かですね…由樹は風呂ですし」
何か見て見ようかな?
「…」
あっ…中学のアルバムですね…
「…変わってないな…2人とも…」
会長も相変わらず無表情で…そう言えば最近浅井先生といい感じですよね…羨ましいな
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