クローバーのトランプ1

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クローバーのトランプ1

「チャイムだ…」 「仕事終わりだね…仁はまた残るわけ?」 「ああ…先に帰っていいぞ」 よし 「蓮榎帰ろう」 「はい」 「仁‼またね」 パタン 「相変わらず仲がいいな」 これで…2人は問題ないだろう 「おっと仕事仕事」 俺が会長になったのは2年に上がって数ヶ月した頃だ…ある人物がきっかけで… 「仁…新しい先生が担任なんだよね?どんな人かな?」 「知らない」 興味なし…か 「あっ来たよ‼2年の担任はマシな先生がいいよね」 「どの先生だろうと変わらない」 スタスタ… 「わっ」 ドスン 「…」 いきなりコケた… 「ごっごめん…緊張してて…」 「大丈夫ですか?初めてですよ…教師がコケるなんて…」 クラス中に笑いが飛び交う 「あはは…えっと1年間担任する事になった浅井那津です…よろしくね」 「女の子みたいな名前だね…クスッ」 ⁉ 「山梨だって由樹ちゃんだろ?女の子っぽいぜ」 「別に?僕は気に入ってるからいいんだよ」 「由樹静かにしろ…先生話進められないだろ」 わっわかったよ… 「また代議委員だね?仁」 「誰が推薦したんだ?」 「まあまあ…気になさらずに~」 ガタッ 「昼休み蓮榎の所に行くんだろ?俺は別で食う」 「え?一緒に食べればいいのに」 「邪魔したくない」ガラッ 「仁…」 スタスタ… 「ん?」 あれは浅井先生?それに生徒会長だ…揉めてるのか? 「あんな仕事やってられねーよ」 「そんな事言わないで…まだなったばかりじゃないか」 ムッ
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