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「入って来た先生に何が分かるんですか?部活が出来ないならやらない」
「あっ」
行っちゃった
「弱ったな…何で赴任した先が生徒会の顧問なんだよ…」
困ってるみたいだ…話しかけてみるか…
「浅井先生」
「わっびっくりした…鳳凰君か」
「何か問題でも?」
え?ああ…聞いてた?
「生徒会長が急に辞めると言い出してね…仕事の量が半端ないから部活には出れないし…副会長も何か辞めたそうで」
へー
「生徒会に入ると学年事に上がるから…荷が重いんだね」
それは…結構大変だな
「君は1人?ご飯友達と食べないの?」
「ああ…1人の方が落ち着くんで」
そっか
「それじゃ…午後は僕の授業だから楽しみにね」
「まあ…それなりに」
暗いな…いつもあんな感じなのかな?
「…」
少し足引きずってる…今朝転んで痛めたのか?
「仁…早く部活行こう」
「ああ」
「蓮榎にバスケやらないか?って聞いたら即嫌だって…何でだろ?」
蓮榎はスポーツ苦手だろ?
「けど久しぶりに話したらあいつまた髪伸びてた…腰ぐらいはあるよ」
「そうか」
ん?反対側の廊下…浅井先生だ
「どうしたの?何か見える?」
「え?あっ…」
「浅井先生だね?何か荷物持ってるみたいだよ…」
今にも崩れ落ちそうな荷物だ…
「由樹…今日部活休む」
「は?何で?」
「代議委員で仕事があったの忘れていた…キャプテンに伝えてくれ」
ダッ
「仁?」
そんな仕事あったかな?まあ…そう言う事なら仕方ないかな
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