クローバーのトランプ1

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「仁…あれ?」 「いないんですか由樹」 「うん…ここんとこ昼休みになると消えるんだよ」 そんなお化けみたいな言い方は… 「どうせ2人で食べれないし…やっと3人揃ったから食べたかったのにな」 「まあ…仕方ないですね…行きましょう」 「…」 モグモグ 「…食ったら掃除だな」 後は先生が資料持ってきて…また手書きだ 「…」 ガチャ 「⁉」 「やっぱり…毎回早いと思ったらここでご飯食べてたんだ」 浅井先生 「僕も一緒にいいかな?」 「構いませんが」 トスン 「へ~弁当ですか?奥さんに作ってもらってるんですね」 「ううん…僕が作ったよ‼奥さんはいない独身だよ」 へ~自分で 「君はお母さんかな?」 「そうですね…俺もたまにやりますが」 「何か作れるの?」 「炒め物とか…それより早く食べますよ」 仕事が残ってますから 「鳳凰君…部活終わり付き合って欲しいんですが…」 ドキッ 「それは…」 「やはりパソコンないと仕事は片づかないし…安いのでいいから買おうかなって…」 何だ…そうか… 「でも遅くなりますよ?明日休みなんで…行きますか?」 「え⁉」 そんな驚く事か? 「いいの?」 「別に暇なので」 「わぁ…ありがとう」 うっ… 「楽しみだね」 「そう…ですね」 「本当に?あまり顔に出てないから分からないよ…笑った顔見たいな」 笑った? 「そう言われても面白くないし」 「…まあ…」 勿体ないな…カッコイイのに…「?」 「あっ…なら明日笑った顔にさせるよ」 先生が?
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