クローバーのトランプ1

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「ふ~ん休みの日に浅井先生とね」 「パソコン買いに行くだけだ…意外に機械音痴なんだと」 教師がパソコン使えないのってどうなわけ? 「でも昼休み浅井先生の手伝いしてたとはね」 「言ってなかったか?」 「聞いてないよ…蓮榎が寂しがってたよ」 蓮榎? 「仁とも仲いいんだし…久しぶりなんだから顔ぐらい見せてやればいいのに…」 「忙しいから無理だ」 全く… 「けど…仁がそこまで浅井先生の仕事手伝うなんて意外だね…もしかして恋しちゃった?」 恋? 「そんなの生きていくうえで必要か?」 「お前な…独身でいるわけ?恋人いると楽しいよ?」 「お前達は恋人だろ」 ⁉ 「残念…まだ」 「そうか…理事長だな」 「僕の事はいいよ…デート楽しんできなよ」 何か誤解されてる デートか…浅井先生もそんな風に思って…まさかな 「しかし…待ち合わせに早く来てしまった」 待ち合わせは学校にした…まだあまり道を知らないから俺の家も知らないはずだしな 「…」 ププー 「やぁ‼おはよう」 「先生…早いですね」 「君の事だから早く来てるかと思ってね」 そうか… 「今からだと早いし店まだ開店してないすよ」 「そうだね…せっかく学校来たし…鳳凰君バスケ部でしょ?ちょっと見たいな」 見るって…体育館開いてるのか? 「いいすよ…」 「ありがとう」 ドキン 「会長は見つからないんですか?」 「なかなか…難しいね」 「俺も声かけますか?」 え⁉ 「大丈夫だよ…これぐらいなら先生がやるから」 逆に心配だ…
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