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「え?琉生?」
「うん…クラス分からなくて…知らないかな?」
「いや…知らない」
そっか…
「姫野俺知ってるぜ?野球部で一緒だからさ」
え?琉生君野球部なんだ。
「3組だ…隣だ」
「わかった。ありがとう」
ハンカチ返さなきゃ
ガラッ
「琉生君‼」
「ん?おう‼晃じゃん」
ドキッ
「何か用?」
「ハンカチ…昨日はありがとう…」
「気にすんなよ」
うん…
「そうだ…昼休み飯一緒に食おうぜ」
「え?」
「嫌なら…いいけど」
「ううん…いいよ」
本当か?
「なら昼休み教室迎え行くよ。お前何組?」
「2組」
「隣か?お前みたいな可愛いやつに気付かないなんて俺もったいないな」
ボッ
「ん?どうした?真っ赤だぞ?」
「ううん…じゃーチャイムなるから…また」
何だ?すごく胸が高鳴る…僕火照ってるよ
「晃‼飯食おうぜ」
「うん…何処で食べるの?」
「屋上だな」
グイッ
「え?ちょっ」
手⁉握られてる⁉男同士なのに…ちょっと~
「屋上~🎵」
バタバタ
「こら‼廊下は走るな」
「すっすみません‼」
「まあまあ…仲良しですね…手繋いで」
「先生…そんなんだから生徒から舐められるんすよ」
え?そうなの?
「今日は晴天だな…野球日和」
「野球だけじゃないと思うけど」
まあ…そうだな
「琉生君は野球部なんだよね?部活どう?」
「順調‼楽しくて仕方ないな…つうか琉生君とか他人みたいな呼び方やめろよ」
へ⁉でも…昨日会ったばかりだし…
「泰裕って呼べよ…俺も晃って呼んでるし…」
う~
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