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「あれ?晃部活は?」
「え⁉ああ…今日は休み」
休み?ふーん
「泰裕君…野球見てていいかな?」
「別に構わないけど…なら応援してくれよな」
「うん」
頑張ってね
「よしボール打つからちゃんと取れよ‼1年からだ」
「じゃっ行ってくるな」
彼はボールを難なく取って…速い球なのにすごいなって思う
それからジャンケンでチーム決めて…試合したんだ…泰裕君はちょくちょくこっち見てはニコッと笑って…本当に楽しそうだなって思った。
「うわ~打たれた」
どんなに悔しくても…笑って…吹き飛ばすんだ
「絶対次は三振にしてやるし‼」
「ふんやれるならやってみろ」
負けず嫌いなのはよく分かるな…でも彼の姿は本当に輝いていて…
『お前すごく輝いていたのにな…』
⁉
「はあ~今日はいつも以上に疲れたな…お前が見てたからかな」
ドキッ
「そんな事ないよ」
「でも楽しかったな…お前笑ってたし」
笑ってた?
「それに勝ったからな」
「うん…すごいね」
「だからお前の応援のお陰だよ」
泰裕君…
「ん?晃‼」
「⁉」
「今帰りか?」
「キャプテン」
え?バスケ部の?
「さっき部活終わった…みんな心配してたぞ‼」
「すみません…」
「謝るなよ…待ってるからな…」
キャプテン
「じゃーな…」
スタスタ
「晃…さっき部活休みって言わなかったか?」
⁉
「あっ…いや」
ダッ
「晃⁉」
逃げてしまった…問い詰められるのが嫌で…けど僕だって分からないんだ。苦しいよ
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