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「はあはあ…」
パシッ
「⁉」
「晃…」
ボロボロ
「はっ離し…」
グイッ…ギュウ
「‼」
「…」
うっ…うっ
「俺じゃ…力になれないか?晃の苦しみ一緒に背負いたい」
トクン…トクン
「ごめっ…僕…バスケ出来ない。」
「もしかして…昨日昼休みに言ってた…お前スランプ?」
コクッ
「そうか…俺気付かなかった…」
公園で泣いてたのも…それが…
「お前バスケの事話してる時楽しそうだったぜ?もし立ち止まったなら…また1からやればいいんだよ」
1から?
「基礎が大事ってよく言うし…初心者に戻って…思い出すんだ」
「…」
はっ‼
「悪い…俺悩み相談されないから…たまに傷つく事言うときあるんだ…その…」
ギュウ
「晃?」
「しばらく…このまま」
このままで…
1からなんて考えても見なかった…多分僕は先の事しか頭になかったんだ。焦ってたんだ…基礎は大事…当たり前の事なのに…僕は忘れてた…今なら…逃げないで…ボールに向き合える気がする…明日…朝早く来て練習してみよう。
「…」
ふぁ~
「すごいあくびだな」
「うるさいな…眠れなかったんだよ」
「お前が⁉今日は台風かな」
ムッ…どういう意味だ💢
「泰裕って隣のクラスよく行くよな?姫野だっけ?仲いいの?」
「まあ…」
まだ知り合ってそんな経ってないけど…
「あいつモテてるの知らないのか?2組ではほとんどの奴が姫野にゾッコンらしいぜ?」
は?
「俺まだ見てないからさ…どんな奴か教えてくれよ」
「何で💢」
「いや…お前怒ってない?」
怒ってない💢
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