ダイヤのトランプ 1

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何だよ…晃って人気あるんだな…そういや…キャプテンとも親しかったし~つか俺何でこんなに… 「ん?あれ…晃いない」 もしかして休んだ?昨日あんなに泣いてたし…目真っ赤だろうな 「おう‼泰裕じゃん。何だ?また姫野かよ」 「晃休み?」 「来てるけど…昼休みになったらどっか行ったぜ」 何処だ? 「わりっ…サンキュー」 「お前らって出来てんの?」 はい⁉ 「あまり独り占めすんなよ?その気がないなら…先輩に目つけられたら怖いぜ」 何?先輩にも人気あるのかよ?まだ1ヶ月だぞ?何だか…心配になって来た ダンダン 「よっ」 ゴン 「入らない。」 普通のシュートは入るようになったし… 「もう一度」 シュッ…ガコン 「おしい」 ⁉ 「さっきここ入ってくの見た奴がいてさ」 泰裕君… 「お前固いな…それに笑ってない。ゲームだろ?もっと楽しそうにやらないと詰まんないぞ」 固い?そうか…よし 「ふぅー」 リラックス…シュッ… 「…」 スパン 「入った…」 「やったな」 「うん」 よし…もう一度… 「…」 シュッ…ゴン…シュパン 「良かった~」 「お前投げる時きれいな姿勢だな…」 「親に散々やらされたからね」 親? 「へ~親バスケやってるのか?」 「父がね…コーチしてるよ」 すげーな 「泰裕君…3ポイントやるから…入った時の気持ちよさすごいんだ」 ふーん 「え?そんな所からやるのか?届くのか?さっきの場所と同じ投げ方すんだろ?」 さっきって…フリスローは投げ方さえきちんと出来れば身長低くても入るよ
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