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ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・
電車に揺られ、何も考えれない。希望が見えなくなったからだ。
今日僕は、とある音楽会社にオーディションをうけに行った。そこで、レベルの差を思い知らされた。
夢なんて、はかないものなんだ。
駅員「まもなく天草~天草です。お忘れ物のございませんように、おおりください。」ピィポン、ピィポン。
ドアが開く。今更と、冷えきった缶コーヒーの封を開ける。
良永「ハァ~、音楽は、もうあきらめよう」
僕がドアから、出ようとした時・・・
駅員「ドアが閉まります~」
??「待ってください~」
黒服のおじいさん「お嬢様お急ぎください!!」
ハァ、ハァ・・・少女がだんだん近づいてきてるような・・・ バァン!!
??「キャ!!」
良永「うわぁ!!」
ビシャ!!
ドアが閉まり、電車が動きだす。
??「ごめんなさい。本当にごめんなさい!!」
黒服のおじいさん「本当に申し訳ありません。悪気はなかったんです。許していただけないでしょうか?」
良永「別にいいけど・・・」
??「ありがとうございます。このお詫びは、必ずしますので、お名前を教えていただけませんか?」
良永「僕、滝 良永。あなたは?」
??「私は、水城 香奈と言います。よろしくお願いします・・・」
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