教室

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ガタッと机のようなものが倒れる音がした。 「・・・ん、くそ・・・ここは」 頭を抱えたまま優也が目を覚ます。    「おい! おい! ムラ!起きろよ。」 優也が大樹の体をゆする。 「う・・・ん。起こすなよ・・・」 「寝ぼけんなムラ!」 大樹が目を覚ます。 「ここ・・・どこだ?」大樹が聞く。 「・・・!?」カチャ。優也が首の辺りに違和感を感じる。 「な、なんだこれ・・」 首には不気味に光り輝く首輪がついていた。 「・・・!」 大樹の顔がこわばる。 「こ・・・これは」__ それと同時にクラスの皆が起き始める。 あちこちで、首輪の存在にきずき騒ぎ始める。 「なぁ・・・優也・・・これって・・・。」 「・・・?」 ガラガラ!ドアが開く音がして数人の人々が入ってきた。暗闇でよく見えない。 「・・・」全員が静まる その瞬間、電気がつき誰かが入ってきた。     「・・・こんにちは。みなさん。わたしは皆さんの担任をすることになった、稲田 純です。よろしく」 「・・・あ!?」 生徒の一人が立ち上がる。 「皆さんにいい知らせです!」 担任の稲田が大声で言う 「皆さんは今年、幸運にもBR法に選ばれました。 喜んでください。」 「・・・。馬鹿にすんじゃねぇーーーーー!」 生徒一人が叫ぶ。 だが無視。 「そしてもうひとつ!今年から新しいルールが追加されました。」   全員が立ち上がる。 「バトル・ロワイアル3!」    「え・・・まさか・・・これって・・・」 生徒の女子が聞く。   「さぁー皆さん!」 先生は生徒を無視して話をする。 「今年は例年より人数が多いです。ので!新しいルールが生まれました」 「意味がわかんねーんだよ!」 またまた無視 「さー皆さん。今年はグループ戦です」 「・・・・!」 「皆さん。」 先生はバックを取り出す。中からは銃が出できた 「きゃーーー!」 女子が叫ぶ。 「大丈夫撃ちません」 「・・・・・!」   「この銃を知っていますか?かつてあの七原秋也も使っていた銃です。AK47 アブトマット・カラシニコフ。です!」 そう言い銃を生徒に構える。 「うぁーーーーー」 生徒がいっせいに逃げ出す。 「大丈夫! 撃ちません」 生徒の動きが止まる。 「さぁールールの発表です」 その時間は異常に長かった・・・。
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