1-1 「平和だな~。」

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「よぉ、相変わらずアツいねぇ、お二人さん?」 「本当だね。・・・私もやってみたいな・・・」 「ん?どうした、なつき?」 「い、いやなんでもないっ!」 つい顔が赤くなってしまう。 「?、まあいいか。」 「だぁーもう! シズキ、こーなるから嫌だったんだよ、俺は!」 俺は何とかシズキを離そうとする・・・が、 「えぇ~!なにがイヤなの~? シズキは全然イヤじゃないよ~。」 より強く抱きついてきた! 「クッ!こうなったら・・・」 俺はシズキの顔をこっちに向けさせた。 「ひゃっ! どうしたのお兄ちゃん?」 シズキがビックリした顔で聞いてきた。 「俺はシズキのことが大好きだ!」 「えっ・・・そんな・・・」 シズキの顔が赤くなっていった・・・ 「やれやれ、またこれか・・・」 ハルはこっそりつぶやき 「やっ、あっ、そんな・・・ 恥ずかしいよお兄ちゃん~!」 シズキは抱きつくのを止めて顔を真っ赤にして悶え始めた。 「よしっ!作戦成功したっ! やっと開放された~!」 俺は背伸びしながら開放感を体いっぱい味わっていた。 「やれやれ、もうこのやりとりを何回見てきたんだろうね、僕達は?」 「さあね~、少なくとも小さい時から覚えてるだけで4桁はゆうに越えてると思うよ。」 「何回も騙されるシズキちゃんもシズキちゃんだが、 ハイト、お前さ、もう少しバリエーションを考えたら? 何回も見てきた俺達の気持ちを考えてみろよ?」
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