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「よぉ、相変わらずアツいねぇ、お二人さん?」
「本当だね。・・・私もやってみたいな・・・」
「ん?どうした、なつき?」
「い、いやなんでもないっ!」
つい顔が赤くなってしまう。
「?、まあいいか。」
「だぁーもう! シズキ、こーなるから嫌だったんだよ、俺は!」
俺は何とかシズキを離そうとする・・・が、
「えぇ~!なにがイヤなの~?
シズキは全然イヤじゃないよ~。」
より強く抱きついてきた!
「クッ!こうなったら・・・」
俺はシズキの顔をこっちに向けさせた。
「ひゃっ! どうしたのお兄ちゃん?」
シズキがビックリした顔で聞いてきた。
「俺はシズキのことが大好きだ!」
「えっ・・・そんな・・・」
シズキの顔が赤くなっていった・・・
「やれやれ、またこれか・・・」
ハルはこっそりつぶやき
「やっ、あっ、そんな・・・
恥ずかしいよお兄ちゃん~!」
シズキは抱きつくのを止めて顔を真っ赤にして悶え始めた。
「よしっ!作戦成功したっ!
やっと開放された~!」
俺は背伸びしながら開放感を体いっぱい味わっていた。
「やれやれ、もうこのやりとりを何回見てきたんだろうね、僕達は?」
「さあね~、少なくとも小さい時から覚えてるだけで4桁はゆうに越えてると思うよ。」
「何回も騙されるシズキちゃんもシズキちゃんだが、
ハイト、お前さ、もう少しバリエーションを考えたら?
何回も見てきた俺達の気持ちを考えてみろよ?」
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