1-1 「平和だな~。」

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「ふぁ~あ。」 暇なのでひとあくび、 俺の名前はハイト。高校生で在りながら世界平和を守ってい・・・、 「お兄ちゃ~ん!」 「うわっ!」 「わふ~」 「シ、シズキか、ビックリしたじゃないか! それに人前で抱きつくなって!」 「ええ~! 何でなんで~? お兄ちゃんはシズキの事好きじゃないの? も、ももももも、もしかしてシズキの事きら・・・」 「だぁ~!違うってそうじゃない! ただちょっとなはずか・・・」 「うわーん! お兄ちゃんに嫌われ・・・・」 「だから違うって! シズキの事が嫌いだから言ってるわけじゃないって!」 「グスッ、じゃあ好き?」 「ああ、好きだよ! ただ言いたいのは恥ずかし・・・・・」 「うわーい! お兄ちゃん大好き~! うりうり~!」 「いやだからちょっと・・・ま、しゃあないか。」 こいつはシズキ。 このやりとりで解るように俺の妹だ。 可愛いし優しいし好きなんだけど、少々度か過ぎ・・・・・ 「やれやれ、真っ昼間からなにやってるんだか?」 「まぁまぁ、良いことじゃないの。」 「確かにな、悪くない。」 「いや、だからって、ねぇ?」 「カズキ!なつき!ハル!」
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