第三章

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  「なぁなぁ、この学校にいるサラサラそうな黒髪で180cmぐらいのイケメン知らねぇ?」 俺はカツ丼を頬張りながら聞いた 「……んー…直樹のこと?」 「はいはい、お前に聞いた俺がバカでした。」 「何だよー! …んー、この学年では雅巳と直樹の次に人気な黒髪は五十嵐かなぁ? 背も丁度180cmぐらいだし…」 「五十嵐…?」 「ああ、B組だったかな? イケメンで有名だけど前に出て目立つタイプではないな…」 うーん、そいつかな…どうだろ… 高良によるとそいつの名前は 五十嵐 雫(イガラシ シズク) この寮にいるらしいけどすれ違ったことすらないなぁ… 「じゃ、情報料ね」 「うあ!最後一切れのカツ…!」 くそっ、食べられた まだ今日見た奴がそいつだって決まったわけじゃねぇのに… ……ま、明日B組にでも行ってみっか  
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