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「く・・・大丈夫か」
先生ががり勉を起こす。
「は、はい」明らかに平気ではないが、さすがはがり勉。
強がりをし机を戻してノートを開いた。
先生は安心したように教卓に戻った。
「お前らはあんな真似するなよ」
先生が言うと残りの生徒が返事をした。
「夜灯、いいこと言うなぁ」
彼の横に着く不良生徒が言う。
彼は鼻で笑い、タバコに火をつけた。
彼は闇川夜灯。
この学校には一週間前くらいに転校してきた問題児だ。
彼は転校初日にこの学校の頭とタイマンで喧嘩をして圧勝した。
その頭はこの辺でも最強といわれる奴で、彼を倒した夜灯は恐れられた。
そしてこの学校の頭となった。
「俺は友情ぶけぇんだ」
彼はそういうと、空になったタバコの箱を床に捨てた。
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