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貞滋をせかし、今だに状況に頭がついてきていない二人もせかす。
「そこに座りこんでぼけっとしてる腰抜け二人も来るのよ!」
「「はぁ!?って?」」
待ちきれないと言うかのように四頭獣は二人をくわえた。
「ちょっ!下ろせ!」
「もたもたしてるのが悪いのよ。」
「こうなったら…みのる!
って…みのる?!しっかりしろ。」
みのるは四頭獣にくわえられて驚き気を失ってしまっていた。
「これだけで目を回すなんて鍛え直しね。」
「鈴は厳しいからね。」
上に跨がる二人はくわえられてる二人を仕返しと言わんばかりにからかう。
(悪魔だ。金髪野郎も笑ってたけど質の悪い腹黒王子だ!)
そんなこと口に出せる訳もなく楓はうなだれるしかなかった。
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