俺とユノアの初めての休日

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「……んぁ……」  俺は、窓から差し込む暖かい陽の光で目が覚めた。  まだ肌寒い今の季節には、ちょうどいい暖かさだ。 「ん~」  体を起こし背伸びをする。  手を下ろした際に、俺の指先はプニッとした柔らかい感触を捉えた。 「……ん……スゥ……」  柔らかい感触の正体はユノアだった。  俺の手はユノアの発展途上のむ……ダメだ、落ち着け、俺。  というか、昨晩は確か、俺とユノアは別々に寝たはずだ。……ちょっと整理しよう。  昨晩は、夜のうちにエクステリアがエデンに到着した。  そして、みんなと別れた後に、ウルとリンにこの家に住むといいって言われてこの家に案内された。  家の中に入った俺とユノアは、2つあったベッドに別々に寝たはずだ。  そこで俺の記憶はない。つまりは寝たという事だ。  まったく理解できねぇ……。  てか、いつまで俺は手を置いているのだろう?  早くどけないと……!?  手をどけた瞬間、はだけた掛け布団から覗く光景に俺は息を飲んだ。  まさかと思いつつも、俺は掛け布団をユノアからどけて見る。  ユノアは、下着姿で俺のベッドに潜り込み、気持ちよさそうに寝ている。 「……んん……」  ユノアは、寒いのか少し身震いをした。 「と、かけ直さないと」  そのおかげで止まっていた俺の思考は動き出し、ユノアに掛け布団をかけ直す。  さて、一緒に寝た事は、今までに何度かあるから、今更驚く事でもない。  下着姿についても、俺はすでにユノアの裸も見てるわけだから、驚く必要はまったくない。  驚く必要はないが……この状況を誰かに見られたりしたら、変な誤解を受ける可能性がある。  それだけは、何としても避けなければならない。  そのためには、まずはユノアを起こす必要があるな。 「おい、起きろー」  とりあえず、ユノアの体を揺すってみる。 「……ん~……」  起きる気配はほとんどないな。 「起きろー」  ユノアの頬をペチペチと叩いてみる。 「……んにゅ~……ユウキ……?」  ユノアは、眠たそうな眼をこすりながら、体を起こす。 「……朝……?」 「そうだぞ。だから、早くベッドから下りろー」  俺がそういうと、ゆっくりとユノアはベッドから下りる。  まだ眠いのか、体がフラフラ揺れている。 「とりあえず、顔洗ってこい。俺は先に着替えるから」
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