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四
<何故傷を増やしたがる?>
構って欲しいから。
「違う。」
死にたいから。
「違う。」
現実逃避。
「わからない。」
自己満足。
生きてる実感。
SOS。
理由なんてない。
理由もなく傷付ける理由。
「そこに刃物があったから」
痛みが心地良さに変わり
眠れぬ夜に終りを告げる。
今という苦しみから
解放された気がした。
瞬間、
流れる赤を見て
落ち着きを取り戻す。
「なんて汚れた血なんだ」と…
「それでも私の中で生きているんだ」と…
一粒の白い錠剤を身体に流し込み、
朦朧とした意識の中で
今日も神に問い掛ける。
-神様…
私は
何処まで逝けば
いいですか…?-
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