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湊「だが 心配しなくていいぞ
学校側から説明なんてしないし
入学金はもらわねぇし
入試も必要ないし
女としての配慮も最初だけでいいだろ」『月詠だし』
稜『随分適当だな…』
俺が理事長の適当さに少し引いていると
奏が待ってくれと言わんばかりに
少し身を乗りだしながら聞いた
奏「学校側からなぜ説明しないんですか
ここが男子校であり
生徒は寮に住むという事をちゃんと知っているんですか
入学金を貰わないのもなぜですか
入学金は各行事でも使用します
転校生だけタダで参加させる訳にはいきません
入試は学力を調べるのに必要です
先生方に学力を伝えなくてはいけませんから
配慮しなくていいとは なぜですか
まず男子校に来る事自体大変ですが
寮の部屋 体育の授業など配慮する点は多々あるでしょう
とゆうか
まず なぜ男子校に来るのか
ハッキリ理由を言って頂きたい
それに
あんなふざけた放送で呼ばないでください
機械が苦手なら誰かに教わってください
とゆうか
去年 卒業した生徒が
理事長になるとは どういう事ですか
だいたい… 稜「奏 話がそれてる」
最後の方は
奏の愚痴みたいだったが
全部 共感してしまった
やっぱ思ってる事 一緒だな
そんな事を思ってると
目を見開いて聞いていた理事長が
奏の質問全部に一言で答えた
湊「いずれ わかるだろ」
え？ そんだけ？
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