~プロローグ~

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「星はもう治ったのではなかったんですか!?」 父親の声だった。 「一度は治りました…ですが『治った』と『完治』の意味は違います。」 「……それは…それはあんまりじゃないですか………。」 「…では、私は仕事がありますので。」 タッタッタッ…っと少しテンポの速い足音が聞こえたかと思うとその足音は直ぐ遠のいて行った。 …そう。 …………僕は…。 ……病名もわからない……。 …………当然治療法も…。 何の情報もない世界初の病気を授かってしまったのだった…。
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