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「あー、だめだ。手がかりが全然ふえないよ。」賢一は言う。
賢一はいきなり行き詰まっていて、彼女の職業先すら調べられないでいる。それでも、よく分かんないんだけど、探偵被れな彼は何を勘違いしてるんだか、探偵=タバコという公式が彼の中にはあるらしく一日に二箱以上吸う。更には、無駄に、読みもしない書籍や、使う機会もない探偵グッズばかり買い生活は火の車だ。
「12月21日。真理恵が失踪してからもう67日目か…。俺が何としても見つけてやるからな。」と言って賢一は外出した。それにしても賢一は本当に彼女の事を愛していたのだろうか?2カ月ちょっと会わないだけで名前も忘れるとは。
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