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俺は少し不快感と面倒臭さを覚えた。
どうせまた新聞の勧誘か何かだろ…
戦いに必要な士気をこんな所で下げたくないのに…
しかし、ドアを開けない事には何も始まらない。
俺は少々乱暴に、ぼろいドアを開いた。
「ひゃあっ…!」
「…は?」
俺の予想とは裏腹に、そこに居たのは、新聞勧誘のむさいオッサンでもなく、金にがめつい大家のババアでも無かった。
「あ、す、すいません。ドアがいきなり開いたものですからっ…!」
制服を着た、小柄で可憐な少女だった。
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