御手紙

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期は熟した その後などは 扉の向こう 踏み込む →逃げる条件は調った、だから  後はもう扉の向こう(吉原の  外)に足をやる勇気だけ 過去にいくつ君へ仕えた 誰よりもが私でしょう →過去に何人も遊女達が貴方に  仕えた(抱かれた)でしょうけ  ど、その中の誰よりも私が  一番だったでしょう?(という  届かぬ虚しい問いかけ) 傍に置けば少しは楽で 好む 姿 映し続けます →私の傍に常に置けば(私の常連  さんにしてしまえば)少しは  気持ちが楽なので  傍でずっと好みの姿を  映し続けます これは罪な君へ奉げる 生まれ落ちた理由です 形の無いもの故の文 上手く 上手く それだけを願う 過去にいくつ君へ仕えた 誰よりもが私でしょう 傍に置けば少しは楽で 好む 姿 映し続けます →同じ 以上。結局遊女さんは吉原の外へは出られず(=外に出る勇気がなかった?)、想い人の傍で好みの遊女を演じ続けることにしたんですね。深い。 遊女の気持ちを上手く表せてますね、やはりマオはすごいと思います。 ここまで読んで下さりありがとうございました^^
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