怒るパズル

16/19
前へ
/302ページ
次へ
「い、いってぇぇぇぇ!!」 あきらかに拳ではない何かで後頭部を撲られた俺は余りの衝撃に回りの冷めた目なんてお構いなく叫んだ 「痛い痛い痛い痛い!何今の!?顔にグーがドーンじゃないの!?ドーンときてバーンって飛ばされるんじゃないの!! なのに後ろからゴンッて─…」 「…お前……うるさい…」 はい?何ですと?? 聞き覚えのある台詞がしたので後ろを向くと、本を木刀に持ちかえ、それを肩に背負っている雫が立っていた その姿に俺の胸倉を掴んでいた三年は手を離してみんなと同じように一歩下がった さすが雫…黙ってるだけなのにすごい威圧感だ… ……って… 「後ろから木刀で撲んなぁ!!!」
/302ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4141人が本棚に入れています
本棚に追加