震えるピース

13/21
前へ
/302ページ
次へ
「お邪魔しまぁ~す」 ゆっくりドアを開いて見渡すと、電気は点いてなかったが、部屋は思っていた通りの雫らしいシンプルなものだった 何も貼られていない真っ白な壁 どこにでもありそうなガラステーブル ざっと見て、二百冊はあるかと見られる小難しそうな小説や分厚い本 そしてそれらがきっちり並べられた本棚 あとはビッショリ濡れ、むくっと盛り上がっているベッドがあるだけだった ん?…ちょいと待ちな… 何…あのベッド… 誰がどう考えても不自然だろ 何でビショビショ?何で盛り上がってる? ・・・・ ま、まさか… 俺は恐る恐る不思議ベッドに近づいた
/302ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4141人が本棚に入れています
本棚に追加