震えるピース

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覚悟を決めてから一分後… すぅ~、はぁ~…よし! バアァン!!! 「再びお邪魔しまぁぁぁぁす!!!」 俺は鍵の架かったドアを蹴り破って雫の部屋に突入した 壊した鍵はどうするのかって? んな事知るか!後で考える! 辺りを見ると、まだベッドの上で震えてる塊があった っのやろぉ… 「いつまで震えてる気だぁ!!起きろぉ!」 俺は塊に被さっている布団を遠くへ放り投げた すると… 「…うるさいと言っただろう…」 予想通り、威圧的な目をした雫に木刀を突きつけられながら壁に追い込まれた 毎度毎度思うけど… 俺…非力すぎ でも、ここで引き下がってたまるか! 「いい加減にしろよ!いつまでも生まれたての小鹿みたいに震えやがって!こっちは腹が減って、もう我慢の厳戒なんだよ!!」 「……そんなの知らない…。…勝手に食べてればいいだろ…」
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