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「…隼人…大丈夫か?」
「あぁ…なんとか大丈夫だ…」
俺の頭に冷えピタをはって、心配そうに見つめる雫
その顔も可愛いなぁ、お前は
「…すまない…。…私が昨日あんな事を頼まなければ隼人が風邪をひく事もなかったのに…」
「気にしなくていいってことよ。あれは俺が好きでやった事なんだから」
「……でも─…」
「そんな顔するなって。雫が心配しなくても夕方には下がってるよ。だから安心して学校に行って来い。」
「…分かった。…じゃあ行ってくる…。……帰りに何か買ってくる…」
「おう、頼んだ。気をつけてな」
雫は黙って頷くとそっと部屋から出た
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