適合者

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ガシュ いかにも偉そうな男が2人いた。 ?「うん。予想より726秒も早い。 よく来たねぇ「新型」くん。」 一人はコンピューターをいじりながら話してきた。 ?「私はペイラー榊。アラガミ技術開発の統括責任者だ。 以後、君とはよく顔をあわせると思うけど、ヨロシク頼むよ。」 どうやらコイツがさっきあの女が言っていた博士らしい。 どうみても偉そうには見えないが… 榊「さてと…見ての通り、まだ準備中なんだ。 ヨハン、先に君の用事を済ませたらどうだい?」 ヨハン?「榊博士、そろそろ公私のけじめを覚えていただきたい…。 適合テストではご苦労だった。 私はヨハネス・フォン・シックザール。 この地域のフェンリル支部を統轄している。」 要はここの支部長か… 確かに喋り方が偉そうで… なんかムカつく… 支部長「改めて、適合おめでとう。君には期待しているよ。」 榊「彼も元技術屋なんだよ。 ヨハンも新型のメディカルチェックには興味津々なんだよねぇ?」 技術屋?研究者じゃないのか? 支部長「あなたがいるから技術屋を廃業する事にしたんだ。 自覚したまえ…」 榊「本当に廃業しちゃったのかい?」 支部長はこの変人に負けたのか… 支部長「ふっ… さてここからが本題だ。 我々フェンリルの目標を改めて説明しよう。 君の直接の任務は、ここ極東地域一帯の「アラガミ」の撃退と素材の回収。 それらは全てここ前線基地の維持と、来るべき「エイジス計画」を成就するための資源となる「この数値は!?」 支部長「エイジス計画とは、簡単に言えば、ここ極東支部を中心に旧日本海溝付近にアラガミの驚異から完全に守られた「楽園」を作るという計画だ「ほっほ~!」 支部長「…この計画が完遂されれば人類は当分の間、絶滅の危機を遠ざけることが出来る「凄い!!これが新型か!!」 支部長「ペイラー、説明の邪魔だ。」 榊「あぁ~ごめんごめん。 ちょっと予想以上の数値に舞い上がっちゃったんだぁ!」 たかが数値で舞い上がるとは… コウタ並みに関わりたくないな。 支部長「ふっ…ともあれ人類の未来のために尽力してくれ…」 カイ「そんなことわかっている… 奴らを根絶やしにするまで、俺は…負けるわけにはいかないからな…」 支部長「ふっ…では私は失礼するよ。ペイラー、後はよろしく。 終わったらデータを送ってくれ。」
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