悪鬼の尾

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カイは真っ直ぐオウガテイルに向かっていった。 グガァァァァァ オウガテイルはカイに気づき威嚇を始めた。 それと同時にカイはオウガテイルに攻撃しようとした。 しかし、カイの神機はショートブレードだ。 ショートブレードは動きが速く、手数が多いが、リーチが短い。 カイが攻撃を放った位置は、オウガテイルから5m以上離れていた。 後ろで見ていたリンドウは当たらないと思っていた。 リンドウ「あのバカ!あれじゃ当たらないぞ!」 カイ「…先手必勝… 蝕め…ニーズヘッグ!!」 ブン! ジャラジャラジャラッ リンドウ「なに!?」 カイが神機をオウガテイルにむけて振ると、刀身が分裂し一つ一つが鎖で繋がれていて、そのまま伸び続けオウガテイルに巻きついた。 ガァァァ… 刀身の一番先にある鎌は首を捉えており、中間にある棘の部分は体に刺さっていた。 そして刺さった部分からは紫色の液体と同じ色の煙がでていた。 どうやら棘にはヴェノム効果があるようだ。 カイ「…さぁ苦しめ… 貴様の泣き叫ぶ声を聴かせろ…」 カイはこの状況を楽しんでいるようだった。 リンドウ「あんな神機みたことがねぇ…」 リンドウはカイと神機をみてあ然としていた。 カイ「そろそろ飽きてきたな… 地獄へのカウントダウンを始めようか… 3… 2… 1… 終わりだ…」
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