雲絵と鉛の翼

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雲絵と鉛の翼

流れる風 身を任せて たゆたう雲のように 緩やかな 優しさに 抱かれていたい… 速い時代の流れが過ぎてく すでに今だった時間が過去と言うように 愛された痕に感傷浸っていたら いつの間にか大人になっていた 好きでもないのに 自由を揉み消す仕事について 周りの期待で 大人の仮面を被った 流れ行く風が早すぎる時世 翼は強すぎる風で ボロボロなのに… 流れ行く風が振り払う世の中 休める暇もない 時間が消えてく… 冷たい時代に冷やされて行く 熱く持った信念すら凍てついて怠惰する 楽しかった頃の思い出に浸ってたら いつの間にか戻れないリアリティ… 好きだったはずなのに 噛み砕いたキャンディーの恋(おもい)も 気づいたら乞われた 大人の仮面で隠した 流れ行く風が早すぎる時世 翼は見る影もない お飾りなのに… 流れ行く風が振り払う世の中 必死にしがみついて 時を重ねてく… すべてを投げることができるなら 綺麗な空に優しく雲を浮かべたいな そんな甘い幻想で現実逃避 そう考える自分は現実主義者(おとな)なわけで いつの間にか忘れた子供心に涙 流れ行く風が早すぎる時世 それでも鉛のように 重い翼なら… 流れ行く風が振り払う世の中 時には休んで 作り替えれば良い… 遅れたって 失わないのだから!
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