君に逢いたくて

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何で?アタシのことはもう必要じゃなくなったの?と 涙を濡らす日々が続いた。でも蓮を忘れようとして付き合ったりもしたけど いつも最後は桜が「ごめんね、やっぱり忘れられない人がいるから別れよ」と言っていた。 何でだよッ!俺じゃあダメなのかよと、一途に桜を愛してくれた人もいた。 喜多村 純。彼は桜が別れを告げてもずっと桜を好きでいて 桜を影ながらもいつも見守っていた。虐められたら率先して庇うし、 重たい物を運んでいたらすぐさま飛んできて俺がするからと手伝ってくれた。 桜はこんなに想ってくれてるのにと想うとはがゆかった。 でも蓮から、別れようと言われていないので、好きだけど気持ちには答えない振りをしていた。
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