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アタシは辛くて仕方なかったから、泣いてばかりいた自分に別れを告げる為に意を決して
蓮に何も言わないで勝手に逢いに行くことに決めた。
逢ったら何で連絡をしなくなったのかが分かるかもしれないとそう思ったのだ。
ちょうど明日から冬休みで学校も休みだったしバイトをしていたから貯金もある。
ちょうど蓮がいる街に一人だけ女の子で凄く仲良い友達がいるから電話をした。
アタシは緊張しながら電話をすると、は~い!どしたの?久しぶりだね♪♪と綺麗な声が聞こえてきた。
彼女は中原 葵。たまたまネットで暇つぶしにチャットをしていて仲良くなった。
そして唯一、蓮とのことも話している。 実はー蓮に逢いに行こうかなと思ってさ と話すと
それマジで!?でも連絡ないんでしょ? 家は知ってるの?と言われて、それが住所しか知らないんだよねとハハハと笑うと
あんたね~!と呆れながら、もう仕方ないなぁーこうなったらアタシも付き合うよ
と葵のいきなりの言葉にえ?いいの?と聞くと、任せなさいっ!この葵さんに知らない道は無いから
と誇らしげに言うからプッと笑いながら、じゃあ頼りにしてるねと言いさっそく蓮に内緒で逢いにいくプチ旅行の計画はこうして立てられた。
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