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 そこから産まれた感情に名前をつけることをやめた。何故なら産まれた神聖な感情に名前をつけた瞬間に全てが風化してしまうから。自分勝手な感情ならばいっそくたびれてしまえばいいのだが、私のどこかがそれを拒む。  そして次に言葉を交わした時には、私の中の自由が木漏れ日に捕われていた。気付かないうちに。
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