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その声のおかげで、少し気持ちが楽になっていったのが自分でもわかる。 「ありがとうございます。少しだけ楽になったかもしれません。あ、あと、この部屋にはトラップが、ところどころに仕掛けられてるんでしょうか?」 「……そうみたいだね。推測だけどね。それを抜けていかなければならないみたいだ」 ……僕はここから出なくてはいけないんだ。 もうこれ以上、僕の大切な人を死なせたくない。 いや、死なせたりなんかしない。
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