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今日は浩樹さんが
仕事が休みで
二人でゆっくり
過ごしてくれるらしい
『一週間くらい会ってなかったから、早く会いたいな』
思ってもいない言葉を
ﾒｰﾙに乗せて
相手に送り付ける
浩樹さんは
ｱﾀｼが割り切って
擬似恋愛してる事を
分かってるのか
分かっていないのか
いくら放置してても
離れる事もなく
言い寄る事もない
便利な関係だ…
『夕方に迎えに行くからね』
浩樹さんからのﾒｰﾙに
目だけ通して
出掛ける用意を
ゆっくり始めた
ｱﾀｼはｱﾀｼに
自己暗示を掛けて
楽になろうとしていた
ｱﾀｼは浩樹さんや
裕也の事が
好きなんだ…
本気になる気は
全くないけど
いつかｺﾚが
本当になったら
それはそれで
良いﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞを
迎えられるじゃない…
裕也は今
実家に帰ってる
だから今は
ｱﾀｼは浩樹さんの女
上手く使い分ける
なんの苦労もしない
ｱﾀｼなら…
上手くやれる…
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