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「…努力はします」
単さんが、返事を待ってるんだって気付いたから、そう言った。
「健康管理は俺がしてやる」
単さんは意地悪な笑顔で返してきた。
…単さんは内科医だったんだ。
健康管理を任せて、これ以上頼もしい相手はいない。
「お手柔らかにお願いします」
そう言ったら、単さん、今度は凄く嬉しそうに笑った。
部屋に戻ると、俺たちはお互い気の済むまで抱き合って、キスをして…その先もしたけど…とにかく、幸せだった。
単さんと、この先の未来を歩いていける…その事と、この手で単さんを幸せにできる事が無性に嬉しかった。
終
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