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春の穏やかな日差しを全身に浴び、晴れ晴れとした気持ちになっていた。
春の訪れを身近に感じながら歩いていると、バー「ヌスムナ」が目に入った。
マスター元気にしていますかな?
どうせマスターの事ですし、ポカポカした布団の中で気持ちよさそうに寝ているでしょう。
マスターとの過去を振り返る。
理不尽だったことが多々、でも楽しかった事が大抵だったような気がするなぁ…。
感慨にふけていたがふと意識を現実に戻すと、もうマルチートまで来ていた。
マルチートとは、家の一番近くにある大型のスーパーの事です。
ここならチェンソーでもその他もろもろの品も充実していますからな。
自動ドアの歓迎をうけ、エレベーターで工具売り場の三階に行く。
やっぱり大型の事だけあって、工具売り場だけでも三階の三分の一もある。
これは中々手間がかかりそうですな。
と思ったがエレベーターを降りて少し歩けばすぐに目に入ってきた。
さすがに種類も豊富です。
だからと言って迷いは無かった。このチェンソーが十数個あるなかで買うものを見るまでもなく決めていたのだ。
私が買うチェンソーは!
一番安いこれだな。性能とか知りません。
安ければ無問題。
チェンソーを買い、このままでは邪魔なので一旦家に帰って義文に渡してから旅の続きをする事にしましょう。
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